• 開催への想い

    全てのものはつながり合う全体である

    自分自身、他者、自然との分断。

    現在、「分断」が世の中に満ちています。

    それは例えば、良い悪い、正しい正しくないで自分を裁くこと。

    他者を自分とは異なる存在と捉え、敵意や恐れの中で、競争社会を生きること。

    自然を切り離し、単なる資源として活用すること。

    私たちが直面する様々な危機の根源には、こうした分断が見られます。

     

    でも、こうした「分断」は、私たちが否応なく生きる、この世界の真実なのでしょうか。

    私たちは、もう一つの選択として、「つながり合う全体」という世界を真実として生きる

    ことができると信じています。自分の心の声に耳を傾け愛を注ぐこと、他者と信頼の中で

    生きること、この地球に生きる全ての生命と調和して生きることは可能なはずです。

     

    「分断」と「全体」の世界を分けるものは、私たちのものの見方です。

    「世界観」や「パラダイム」といってもいいでしょう。

    分断は、客観的事実として存在するのではなく、自分たちの内面世界がそれを信じること

    から、あたかもそれが絶対的事実かのように、現実が創られていくのです。

     

    そして、「分断」の世界観がこれほど支配的になった一つの契機は、17世紀の科学革命から

    続く西洋の近代科学にあります。近代科学は、「わたし」という主体と、「外にある世界」

    という客体を明確に切り離し、世界を分割、分析、支配する対象物の集合として捉える傾向

    があるのです。こうした独立したモノの集合という世界観から、つながりの世界観へ。

    静的な世界観から動的な世界観へ。私たちのものの見方を転換することで、より幸せで、

    持続可能な可能性が実現されていくと思います。

     

    ものの見方の転換。

    それは、決して簡単なことではありません。

    時間がかかる場合もあれば、頭だけの理解を超えた経験が必要となるかも知れません。

    また、日々の実践を共に続けていく仲間の存在が、それを支えてくれるかも知れません。

     

    だからこそ、私たちは、つながりの世界観を一緒に探求し、その世界観に立ちながら、

    自分や他者、自然との全体性を取り戻していく、変容的な学びの場やコミュニティの

    必要性を感じています。

     

    今回の5日間のワークショップは、まさにこうした場の一つです。

    英国シューマッハ・カレッジとフィリップ先生の知恵と経験の力を借りながら、その場に

    集う全員が「つながり」を体現する一つのコミュニティとして時間を重ねていく中で、

    私たちが意識・無意識的に持つ世界観を改めて見つめ直し、もう一つの世界の可能性に

    目を向け、その世界を真に生きていく。

     

    今回、その変容の旅の最初の5日間をご一緒できることを心から楽しみにしています。

  • コース概要

    英国シューマッハ・カレッジのホリスティック・サイエンス修士コースの上級講師を務めるフィリップ・フランシス氏を日本に招聘し、ホリスティック・サイエンス修士コースのエッセンスを提供する体験的な5日間コースを開講します。

    「全体」と「部分」の創造的な関係性

    本コースでは、英国シューマッハ・カレッジのホリスティック・サイエンス修士コースで取り扱う多様な内容を日本文化の中に位置づけながら統合することで、日本人にとってより理解しやすい文脈で提供していきます。日本が現在抱える社会的課題や社会的挑戦を乗り越え解決してくための知恵の一つとして、科学における「全体」と「部分」の関係性に注目し、「全体」と「部分」のどちらか一方を優位と捉えるのではなく、両者のダイナミックな関係性の理解を深めていきます。

    5日間にわたる思考、感覚、感情、直感を含めたホリスティックな学びのプロセスを通じて、私たちは全体と部分の関係性、そして二つの異なる世界観(分断とつながり)を探求していきます。とりわけヘンリー・ボルトフト(*1)の哲学や現象学、そしてヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(*2)による物事の捉え方に触れていきます。

    この5日間集中コースは、ホリスティック・サイエンスへの入門であり、私たちが本来的に持っている「意識を変容させる力」を開花させていきます。本コースを通じて、私たちは、自分自身、他者、自然など「全体」とのつながりの感覚を取り戻していきます。そして、創造性を育み、世界と積極的に関わっていくという可能性を見出しながら、自身の選択としてつながりの世界に生きるとはどういうものであるかを明らかにしていくことを目指します。

    *1 ヘンリー・ボルトフトは英国シューマッハ・カレッジで長く教鞭をとっていた講師であり、『ダイアローグ』(英治出版)等の書籍で知られる物理学者デヴィッド・ボームの同僚でもありました。オットー・シャーマーによるヘンリーのインタビューの内容の一部は『出現する未来』(講談社)に取り上げられています。

     

    *2 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテはドイツを代表する文豪であると同時に、優れた自然科学者でもありました。英国シューマッハ・カレッジでは、ゲーテの科学の研究結果そのものよりも、その科学手法・アプローチに注目し、植物や光について体感的な理解を深められる授業が設けられています。

     

  • コース詳細

    日程

    2016年7月14日(木)

    14:00(現地集合)〜 7月18日(月・祝)13:30(現地解散)

    ※4泊5日合宿形式

    ※基本的に全日程に参加できる方を対象とさせて頂きます

    ※全コース内容について日本語通訳がつきます。

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    会場

    いのちの森 水輪

     

    〒380-0888 長野県長野市上ヶ屋2471-2198

    http://www.suirin.com/index-top.html

    ※参加者の皆様には長野駅からシャトルバス(有料)を手配する予定です。

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    <いのちの森 水輪>

    いのちの森水輪は、長野から車で約30分の信州飯綱高原の中にあります。水々しく澄んだ空気、大自然の息吹、静寂に包まれた大地の温もり、甘い花の香り、吸い込まれるような広くて青い空、キラキラ輝く星。大自然の癒しの力に身をゆだね、自分の原点に立ち戻って、心身共にリフレッシュし、学びを深める最適の場所です。また、建物は全て天然木材でつくられており、屋内にいても存分に大自然の澄んだ空気と天然樹の甘い香りを楽しめます。お料理は酵素玄米、厳選素材と自然農園からの取れたての新鮮野菜を豊富に使用しており、心のこもった美味しい自然食を存分に楽しめます。また、遠方に見える浅間山や菅平・志賀高原を眺めながら、そして野鳥の優しい声を聴きながら、敷地内に広がる美しい森林と自然農園の散歩を楽しめます。この大自然の中に身をおいて、自分と、他人と、自然と、そして地球とのつながりの感覚をもう一度深めて頂きたいという想いでこの場を選びました。

     

    定員

    最大20名程度(本申込先着順)

    ※ご入金の確認をもって本申込とさせていただきます。

    対象

    • 国内外で起きている様々な危機や問題の根本にある世界観と、もう一つの世界観の可能性について理解を深めたい方
    • 「つながり」や「全体性」というものを頭だけではなく体感的に深く学び、実践につなげていきたい方
    • 常識や固定概念にとらわれず、自分が心から望む生き方を再認識するためのヒントを得たい方
    • 英国シューマッハ・カレッジでの学びや「ホリスティック・サイエンス」修士コースの内容に触れてみたいという方
    • もう一度異なる視点から自然や社会を捉えなおし、学び直しをしたい方

    参加費

    通常:185,000円(税込)

    早割:170,000円(税込)【4月20日(水)までのご入金】

    ※別途、宿泊費・食費がかかります

     

    <参加費に含まれるもの>

    5日間セミナー参加費

    ※恐れ入りますが振込手数料はご負担ください

    ※別途、宿泊費・食費がかかります

     

    <宿泊費・食費>

    60,000円(税込)

    ※お部屋のタイプは、男女別のツインルームとなります。

     追加料金にて個室ご利用をご希望の方は別途ご連絡ください。

     尚、個室には限りがあるため先着順とさせていただきます。

    ※4泊、食事12食分(1日目夜から5日目昼食まで)を含みます。

    キャンセルポリシー

    ご入金後~2週間前まで: 参加費の20%を申し受けます。

    2週間前~1週間前まで : 参加費の50%を申し受けます。

    1週間前~当日まで : 参加費の100%を申し受けます。

  • コースの特徴

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    科学を通じた学び

    英国シューマッハ・カレッジでのホリスティック・サイエンスの内容、とりわけゲーテの科学を通じて、二つの異なる世界観を探求します。

     

    ※本コースは科学そのものを学ぶことを目的としたものではなく、科学を通じて変容的な学習経験を得ることを目的としています。そのため、科学の前提知識は不要です。

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    ホリスティックなアプローチ

    私たちが慣れ親しんでいる「思考」だけでなく、「五感」、「感情」、「直感」を含めたホリスティックなアプローチから学びます。また、こうしたアプローチを用いて、自然の中でのフィールドワークや、世界を参加型で体験する学びの機会を実現します。

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    コミュニティとして生きる

    英国シューマッハ・カレッジでの生活と同じように、日々の掃除や食事の準備の一部を全員で分担するなど、5日間をコミュニティとして過ごしていきます。公式なセッションに加え、5日間全ての時間を学びの機会と捉えています。また、コース終了後も、同じ世界観を身につけ、その世界観を生きることを選択した同志として、互いに学び、実践し、支え合うコミュニティとしてあり続けたいと願っています。

  • <スケジュール>

    本コースでは、様々な事例と参加型の体験を通じた、理論と実践による「全体」と「部分」の関係性の探求がテーマとなります。

     

    [5日間の主な構成とキーワード]

    ※下記のスケジュールは変更になる可能性がございます。

     

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    「全体」と「部分」の直接的体験

    • 導入
    • ゲーテの科学:色の研究・体験
    • (色を単に「見る」ことから、「感じる」「共に生きる」ことを体験)
    • 「全体」と「部分」のダイナミックな関係性の探求
    • 実験的体験学習を通して、事象・現象の新たな見方を探求
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    「全体」と「部分」の探求

    • 植物の観察を通して「ゲーテの科学」を探求
    • 自然の中でのフィールドワーク
    • この世界の2つの側面、「物質」と「意味」の関係性の探求
    • 特別講師ステファン・ハーディング氏によるオンラインセッション
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    科学と精神によって構成される私たちの現実世界の探求

    • 私たちが生きるこの時代のマインドセット
    • 戸隠神社でのフィールドワーク
    • コースの振り返りと対話
    • 日常生活に存在する「全体」と「部分」の関係性
    • 関係性の中で生きる意味、私たちの存在意義とは
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    世界との関わり方の選択

    • 量子論
    • 「全体」と「部分」、「科学」と「精神」の分断がもたらした悲劇
    • 「全体」と「部分」、「科学」と「精神」の統合が生み出す新たな世界
    • 私たちが選択する生き方とは
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    これまでとこれから、私たちの選択

    • 5日間の振り返り
    • 「部分」が生み出すダイナミックな「全体」の実体験
    • 「問い」の中に存在する2つの現象(「部分」と「全体」)を解明
    • 今後に向けて
  • <フィリップ・フランシス講師からのメッセージ>

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    「2005年、シューマッハ・カレッジのホリスティック・サイエンス修士コースを学んでいた時、同級生であり友人であった日本人の星野敬子さんが、「全体性」とは何かと私に尋ねました。「全体性」とはヘンリー・ボルトフトや、ゲーテの科学の中で、私たちが当時よく耳にした言葉です。日本の辞書には、「全体性」を十分に表現する訳が見当たりませんでした。時代が「分断」から「世界との一体性」に移行しているのを実際に肌で感じているように、私は、全体性は体験の中でしか理解できないという話をしました。ヘンリー・ボルトフトは、「全体」と「部分」への問いは、ダイナミックなプロセスとしての日々の日常に存在している、と述べています。全体性の見方を養うことで、全てを形作る統一性への感謝が生まれます。これは、「全体」と「部分」とのダンスをみるようなものであり、とても繊細で捉えづらいプロセスです。

     

    「あなたは日本人の心を持っている」と星野敬子さんは私に言いました。それは、日本人がとても大切にしていることであり、それらを少しでも感じていたことに、感謝の気持ちが込み上げてきました。「いつか、あなたは日本にくるべきね。」と彼女は私に言いました。

    ホリスティック・サイエンス修士コースを卒業した後、私は同ホリスティック・サイエンス修士コースで7年間教鞭をとってきました。今回、初めて日本という国を訪れて、日本で受け継がれている伝統的な知恵とホリスティック・サイエンスとの対話を深めて、みなさんと日常の中に「全体性」を見出していくことを、とても楽しみにしています。

     

     

     

  • 講師紹介

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    <メイン講師>

    フィリップ・フランシス氏

    シューマッハ・カレッジ「ホリスティック・サイエンス」修士コース上級講師

     

    1958年イギリス生まれ。オックスフォード大学卒。大学では数学を専攻し、卒業後はコンピューター・サイエンスに携わる。創立者であるサティシュ・クマール氏との出会いを経て、シューマッハ・カレッジに合流。現在、上級講師として、世界を分断、独立した構成要素の集合としてみる世界観から、つながりや全体性に基づく世界観の可能性を伝え、共に探求している。また「ホリスティック・サイエンス」誌を創刊、編集長を務める。著書に『Time, Light and the Dice of Creation : Through Paradox in Physics to a New Order』(未邦訳)。

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    <特別ゲスト> ※オンラインで2-3時間のセッションを予定

    ステファン・ハーディング氏

    シューマッハ・カレッジ「ホリスティック・サイエンス」修士コース上級講師

     

    1953年ベネズエラ生まれ。オックスフォード大学卒。学生時代は生物学を専攻し、その後、ベネズエラやコスタリカにて勤務。1990年にシューマッハ・カレッジの設立に関わり、「ホリスティック・サイエンス」修士コース設立時から現在に至るまで講師を務める。ジェームズ・ラブロックやアルネ・ネスら、エコロジカル分野における思想家や活動家と共に仕事を行い、「ガイア理論」や「ディープ・エコロジー」などに関する教鞭もとる。著書に『Animate Earth』(未邦訳)。

  • 英国シューマッハ・カレッジとコースについて

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    <英国シューマッハ・カレッジとは>

    世界的に有名な思想家であり活動家のサティシュ・クマール氏によって1990年に設立。『スモール・イズ・ビューティフル』の著者として知られる経済学者E.F. シューマッハと、ガンジーの思想を受け継いでいます。カレッジは、イギリス南西部、トランジション・タウン運動の発祥の地としても名高いトットネスの街にあり、豊かな自然環境に囲まれています。

     

    英国シューマッハ・カレッジでは、1年間の修士コースと、数日から数週間の様々なショートコースを随時開講しています。コースには、世界中から多様な背景と多彩な経験を持つ人々が集い、持続可能な世界へ向けた変容的な学びを共にしています。

     

    講師、スタッフ、ボランティア、生徒らを合わせても最大数十名という少人数で運営され、カレッジに関わる全員が共同生活を行い、ガーデニングや日々の掃除、食事の準備の一部などの暮らしの基盤となる活動を全員で分担するなど、日々をコミュニティとして過ごしていきます。3H(Head:頭、Hands:手、Heart:心)を通じた学びを大切にしている点なども特徴です。

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    <「ホリスティック・サイエンス」コースとは>

    英国シューマッハ・カレッジで最初に出来た修士コースが「ホリスティック・サイエンス」コースです。コースでは専門的な科学自体の学習が目的ではなく、科学を通じて大きく異なる二つの世界観を体感的に学び、実践につなげていくことが重視されています。

     

    「ホリスティック・サイエンス」コースでは、17世紀の科学革命に端を発した西洋の近代科学は私たちに多くの恩恵をもたらした一方で、現在では様々な心の病、社会・環境問題などを生み出す原因でもあると捉えています。それは、主流の近代科学が、「わたし」という主体と、「外にある世界」という客体を明確に切り離し、世界を分割、分析、支配する対象物の集合として捉える傾向があるためです。こうした近代科学に根ざした世界観は、自分自身、人と人、人と自然を分離させ、自分は他者や自然から独立して存在するという幻想を抱かせます。

     

    しかしながら、全ての科学がこうした分離に依ったものなのでしょうか?異なる科学、そして世界観はないのでしょうか?こうした問いに向き合い、探求するものが、関係性やつながりに基礎をおく「ホリスティック・サイエンス」です。

     

    そして、今日の様々な危機の根底にある近代科学を基礎とした世界観、それを「ホリスティック・サイエンス」という視点から捉え直すことで現れる、可能性に満ちたもう一つの世界観。その世界観に触れ、その世界を自分の真実として歩んでいこうとする変容の旅や、その世界観に基づくシステムへの取り組みが、英国シューマッハ・カレッジが提供する「ホリスティック・サイエンス」修士コースとも言えるでしょう。

     

    ※上記内容は、英国シューマッハ・カレッジの公式なコース説明ではありませんのでご注意ください。

     

  • 主催者紹介

    主催:Learning Journey with Philip Frances

     

    メンバー:

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    後藤 拓也

    大学時代は国際関係学を専攻して、国際協力NGOや在日外国大使館でボランティア・インターンを経験。卒業後、社会課題のコミュニケーションをテーマに広告会社で企業・NGO等のコミュニケーション活動に従事。退職後、サステナビリティと「システム思考」への関心が重なり、英国シューマッハ・カレッジ大学院に留学。「ホリスティック・サイエンス」修士コースを修了。シューマッハ・カレッジの学びや、創設者サティシュ・クマール氏のあり方に感銘を受け、「全体性」や「自分自身が変化となること」が大切なキーワードとなる。帰国後、講師やファシリテーターとして、人や組織の変容に携わる。2015年5月より独立し、現在、フリーランスの講師・ファシリテーターとして活動。「全体性」の世界観を生きることで、自分自身を起点に、愛や信頼に根ざした世界を創りたいと願う個人や組織との共創がライフワーク。また、シューマッハ・カレッジと日本の学びの架け橋になりたいと、シューマッハ・カレッジ卒業生と共に組織の設立を準備中。

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    越村 美保

    幼少期から父の仕事の関係で関西、関東、米国LAからNYと転校を重ね、自身のアイデンティティーについて、自分がこの世に存在している意味は何なのか、幼い頃から思慮を巡らせていた。大学在学中は国際政治経済を専攻する傍ら、特に強い使命感を持って社会課題に取り組んでいるNPOやNGO団体、そしてそこで働く人々に会うため10各国を巡る旅に出た。事業を通して、自身の存在意義を世の中に持続的に表現し、働く人々を幸せにするためには「お金を循環させる仕組み」が不可欠だと感じ、業界の中でも最も収益に厳しい事業型大手金融機関に就職し、ファイナンシャルアドバイザーとして、そして中国上海での駐在勤務を経て、国際事業戦略投資に従事した。そこで、会社の目標を達成し、キャリアを積み上げ、収入が増えても、常に心の奥底に虚無感があるのを感じていた。物質的豊かさや、客体的な評価を超えた「本質的な幸せ」とは何かを追求するため、会社を退職。現在は、人生の最大の資本となる「身体と心」を最高の状態に保つための「生命の科学(アーユルヴェーダ)」をもとに、私たちが本来持っている「命を輝かせる力」を開花するプロセスをサポートするためのアーユルヴェーダ・コンサルタントとして活動中。元気で幸せな人を増やし、「人々の命を蘇らせる」という使命感を持って、日々邁進しています。

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    後藤 舞

    昨年の夏、シューマッハ・カレッジにてショートコース「Earth Pilgrim(地球巡礼者)」に参加しました。シューマッハ・カレッジの創設者の一人で、このコースを導いてくれたサティシュ・クマールはEarth Pilgrimの本質とは信じること、愛することだと言います。それはサティシュ自身の在り方そのもので、コースの体験を通して私自身が与えられた気持ちでもありました。自分自身と「世界」との関係、そして地球が直面している様々な問題を「あたま・こころ・からだ」で受け止めて生き方を問い直す ー 私にとってシューマッハ・カレッジは自分にとって大切にしたい問いを探求できる場であり、世界中からその場を求めて集まる仲間とワクワクするような出会いの場でもありました。そんな学びの場を持続的に持ちたい、同志に出会いたいという気持ちで取り組んできたことが今回フィリップ先生の来日によって実現しようとしていて、とても嬉しいです。本セミナーを通してまだ見ぬ仲間に出会えるのを心から楽しみにしています。

  • 申し込み

    (1) 下記の項目にご記入いただいた後、【送信】ボタンからお申込みください
    (2) お申込み後、原則3日以内に受付メールをお送りします(仮申込)
    (3) 参加費を指定の期日までにお支払いください ※支払期限についてご相談がある場合はお問い合わせください

    (4) ご入金確認後、メールにてご連絡いたします(本申込)